Ubuntu Desktop/ServerをDellのPCにインストールしようとして「turn off rst」の警告が表示されて進めない時の対応です。
Turn off RSTの設定方法
BIOS画面にて”System Configuration”、”SATA Operation”を選択します。
BIOS画面右ペインにて”RAID ON”が選択されている場合、”AHCI”を選択します。
※AHCIモードとは、Advanced Host Controller Interfaceと呼ばれ、SATAインタフェースのネイティブ機能に接続でき、デバイスの互換性とパフォーマンスを向上させる機能です。
”Apply”ボタンを押すと下記の”Save as Custom User Settings?(保存しますか?)”と確認画面が表示されるので”OK”をクリックします。
”Exit”ボタンをクリックしてPCを再起動すればTurn off RST機能をOffにできます。
UbuntuのRSTについてのHelpがよくわからない
”Turn off RST”の警告画面にてHelpを開き、以下のURLを案内されます。
ただし、UbuntuのHelp説明だとRSTをOffにしてAHCIに変更するにはバイナリを設定変更するような案内となっています。
バイナリの設定を間違えるとWindows OSすら起動しなくなるので、僕はおすすめしていません。
BIOS画面からの設定で良いと思います。
RSTとは
そもそもRSTとは。Intel Rapid Storage Technology(インテル®ラピッド・ストレージ・テクノロジー)の略称であり、以下の機能が実装されています。
- ソリッドステート・ドライブのパフォーマンスを加速します。
- 各ドライブ上のデータに同時アクセスして応答時間を高速化できます。
- インテル®スマート・レスポンス・テクノロジーを提供します。
- ソリッドステート・ハイブリッド・ドライブ( SSHD )にも対応しています。
- 保護とパフォーマンスの両立: RAID テクノロジー。
- 0(ストライピング)、 RAID レベル1(ミラーリング)
- RAID レベル5(ストライピング、パリティーあり)
- RAID レベル10(ストライピングとミラーリング)
RSTのデメリットとして”コンテンツが修復不可能になり、壊滅的な被害につながることがあります。”とのことです。
RSTまたはAHCIのモードや機能を十分に理解した上で設定をお願いします。
※設定は自己責任で行なってくださいね。